
人気ブランドで見つける mirabella名品図鑑 Vol.6 MM6 MAISON MARGIELA
人気ブランドで見つける名品図鑑
Vol.6 MM6 MAISON MARGIELA
ミラベラでも人気のブランドから、大人が長く愛せる「名品」をピックアップしてご紹介する連載がスタート。ブランドの哲学が息づくデザインや、高度な職人技やこだわりの素材使い……思い切って手に入れる価値のあるアイテムのみをミラベラ目線で厳選。定番アイテムから新作まで、クローゼットに加えたいとっておきの一品が揃います。
撮影/林真奈
スタイリスト/朝倉英里子

BRAND STORY
<MM6 MAISON MARGIELA(エムエム6 メゾン マルジェラ)>1997年、ベルギー出身のマルタン・マルジェラが率いる「メゾン マルタン マルジェラ」のコンテンポラリーラインとして誕生。メゾン マルタン マルジェラのコレクションは内容によって0から23のナンバリングがされているが、「女性のための衣服」として分類されていた「6」が独立した形となる。よりコンテンポラリーでストリート感のあるエブリデイウェアを発表。
MM6 MAISON MARGIELA 商品一覧 >>
01
「CLASSIC JAPANESE HANDBAG」
日本の「折り紙」から着想を得た、MM6を代表するアイコンバッグ
ビッグなのに軽やかな佇まい。シーズンごとの色や素材も楽しみ
ブランドの象徴となるバッグがこちらの「ジャパニーズ バッグ」。発表されたのは2009年秋冬コレクションで、デザイナーが日本の折り紙から着想を得たという、三角形を折りたたんで組み合わせたシンプルながらモダンなフォルムが特徴。シーズンごとにさまざまな色や素材がリリースされているが、意外におすすめなのがこちらのシルバー。インパクトがありそうに見えてスタイリングを選ばず、普遍的なのがその理由。PCなども入り、肩掛け可能なので大荷物派の人やお仕事バッグとしても。底の両サイドにスナップボタンがついていて、合わせてフォルムをチェンジすることもできる。
内部にはロゴパッチつきのポケットが備えられている。
開口部にはスナップタイプのクロージャーつきで移動時も安心。
PCなども入る大容量。肩掛けすると脇にしっくり収まる。
02
「Tシャツ」
ブランドの「今の気分」を着る。手に取りやすいリアルモード
タイトなシルエットとクロップト丈が今また新鮮。
ブランドを象徴するモチーフであるナンバリングロゴがデザインの主役に。
03
「XT MULE 4 MM6 / SALOMON」
機能性とモードが融合。サロモンとの人気コラボレーション
サロモンの定番シューズをスタイリッシュにアレンジ
2022年秋冬コレクションのランウェイでスニーカーが初お披露目されてから、継続して発表されているのがフランス発のアウトドアブランド「サロモン」とのコラボレーション。「サロモン」ならではの高い機能性に「MM6 メゾン マルジェラ」の新しい視点を加えたデザインが人気に。こちらのミュールはサロモンの定番である「XT-4」のかかとをカットすることでモードにアレンジした一足。両方のロゴが共存しつつもアクセントになっている。シューズのほか、ウェアやバックパックなどのコラボアイテムも支持されている。
アッパーにはナンバリングロゴが斜めにあしらわれ、目を引くポイントに。
サロモンの定番モデルである「XT-4」をミュールタイプにアレンジ。
ブルーをベースにマルチカラーで構成した色違いのほか、他のコラボモデルも多数。
サロモンとのコラボには「XT 15」をアレンジしたバックパックも。
04
「ZIP WALLET」
大小のポルカドットが躍るフラグメントケース
裏を返すとカードスロットが4つ備えられている。
ジップつきのポケットはコインやチケットなどを収納可能。
円形のカラビナつきで、バッグやストラップなどに装着することもできる。
05
「ANKLE BOOT」
独特なトゥのシェイプが、シンプルなブーツを特別なものに
有機的なカーブを描くトウのシェイプがシンプルな中にアクセントを。
ブラックのカーフレザーのバック部分にはホワイトステッチが刻まれて。
ソールは円型シェイプでモダンなイメージ。履きやすい3cmヒール。
06
「Japanese Crossbody Bag」
毎日持ちたくなる、“ちょうどいい存在感”が魅力
ハンドバッグ&ショルダーの使える2WAYバッグ
ブランドを象徴する「ジャパニーズバッグ」のバリエーションの中で、デイリーにお出かけするときのためのバッグとしておすすめなのがこちらの「Japanese Crossbody Bag」。本家のフォルムはそのままにミニサイズにアレンジ、さらに肩掛けできるストラップがプラスされている。手持ちでハンドバッグとしても、長さ調整可能なストラップで肩掛けやクロスボディなど、その日のスタイルに合わせて持ち方もアレンジ可能。汚れにも強く、軽量なメッシュ素材も毎日手に取りたくなる扱いやすさ。持ち手のカフ部分にはナンバリングロゴが刻印され、バッグの背面ではホワイトステッチが静かにアピール。
開口部にはスナップボタンのクロージャーつき。
ショルダーストラップは長さ調整可能。持ち方もアレンジできる。
秋の一大トレンドであるブラウンカラーもラインナップ。
07
「バレエシューズ」
ひねりのきいたトウとストラップで一歩先行くスタイルに
ガーリーなバレエシューズのイメージを軽やかに裏切る一足
バレエコアトレンドの後押しも受けて、ここ数シーズン人気となっているのがこちらのバレエシューズ。ただガーリーなだけではない、はっと目を引くいい意味での“違和感”があるのがポイント。つま先はMM6ならではのカーブを描いた「アナトミック」トウ、甲をおさえるエラスティックバンドは太め、かつナンバリングロゴが記されて。リボンは繊細ながら大きめサイズで、足元で存在感を放つ。すべてのディテールを少しずつ“ずらして”いくことで、新しいバランスが生まれている。新作はさらに軽やかな足元に仕上がるシアー素材。
足指の形に添ったアナトミックなトゥのシェイプがポイント。
幅広のエラスティックバンドにはナンバリングロゴ入り。
円型のソールには「6」のエンボスが刻まれて、裏側まで抜かりなし。
08
「スカート」
ちょっとしたアイデアで遊びの効いた一枚に変身
見慣れたデザインを再構成。「バック・トゥ・バック」で新鮮に
メンズウェアのようなディテールが配されているブラックのミディスカート。一見、かっちりと端正な印象だが、実はこちらフロントもバックも同じデザインで、後ろにあるべきウェルトポケットやベルトループが前身頃にもあしらわれている。伝統的なスーツの要素を反転させて再構成することで、「え、どっちが前!?」というブランドらしい遊びの効いた一枚に変身。ハリと落ち感がほどよい上質なポリエステルウールと、わずかに広がるスカートのシルエットで、どんなトップスも受け止めてくれる懐の深さも魅力。
バックデザインはブランドを象徴するホワイトステッチがポイントに。
サイドファスナー付きで脱ぎ着もスムーズ。




















