気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴 | HAPPY PLUS VOICE

気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

MYスタイルを作る最愛アイテムについて聞きました!

気になるあの人の
“MYスタンダード”
Vol.3 福田麻琴

おしゃれにスタイルがあり、自分に似合うものを知っているファッションのプロたちに、“MYスタンダード”について取材する連載がスタート! 思わず手が伸びて、袖を通すたびに自分を託せる信頼感が生まれ、一生付き合っていくつもり! そんな魅力が詰まったアイテムについて、その方の視点で語っていただきます。第3回目は、スタイリストの福田麻琴さんにお話を伺いました。

気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

Stylist 福田麻琴さん気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

ふくだまこと●女性誌や広告、カタログ、タレントのスタイリストとして活躍する中、ブランドのディレクションやコラボをはじめ、執筆活動など幅広いジャンルで才能を発揮。近著には「MY BASIC,MY ICONS  10年後も着たい服」(イースト・プレス)がある。

気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

MAKOTOʼs
STANDARD

01

シャツ

女性が着ることで生まれる“色気”をカッコよく纏いたい

「シャツの好きな理由は、メンズライクなアイテムを女性が着ることで生まれる“隙=色気”。シャツにジャケットやパンツを合わせて、一つ多めにボタンを開けた胸もとにはパールのネックレス、そんなマニッシュな女性に昔から憧れています。パリッとしたコットンのオーバーサイズが定番でしたが、今では柔らかでツヤのある素材も増えてきました。素材にはバリエーションが出ましたがクローゼットの中は、ホワイト、ブルー、ストライプにドットのみ。そこは譲れないのです(笑)」

気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴
気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

人気ブランド、シンゾーンの定番シャツといえばこちら。ネーミングの通り、メンズシャツをそのままサイズダウンしたようなコットン素材のBDタイプで、ややオーバーサイズ。ボタンの開け閉めでまじめな感じにも女っぽくも着られ、Tシャツの上にはおってもサマになります。


MAKOTOʼs
STANDARD

02

黒のパンツ

履いた途端、シックでエレガントが叶うマイベストパンツ!

「クローゼットには、いろいろなシルエットの黒いパンツが山ほど(笑)。これさえあれば大丈夫! そんな大きな信頼を置いています。トレンドによってシルエットは変化しても、どんなトップスでもカッコよく仕上げてくれる、そんな懐の深さも魅力です。白いシャツを合わせたら、チェーンバッグやジュエリーを少し多めにつけて女性らしい色香をプラス。フリルブラウスを合わせた時は、黒いパンツが甘さを和らげて自分らしい居心地を作ってくれるんです」

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03

デニム

色やシルエットを常にアップデート!

「全ブランド制覇したんじゃないかというくらい履き続けているデニム。今も週3は履いています。シルエットにはトレンドが表れやすいし、今はブルーよりブラックが気分だけど、春はライトブルーが履きたくなるし、まだまだ1本には絞り切れないんです。手持ちのアイテムがシンプルだから、デニムこそこまめにシルエットを更新したい。これからも履き続けて、デニムが似合うように歳を重ねていきたいですね」

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04

ジャストサイズなニット

絶対バランスの変化でニット選びも変わりました

「ヒップが隠れるくらいのオーバーサイズにスキニーパンツが自分の絶対バランスでした。それがワイドパンツに魅せられてから、ジャストサイズのニットの割合がどんどん増えていきました。ピタピタすぎるのは厳しいけれど、程よく肉厚でコンパクトなニットをワイドパンツにインしてベルトをする。このバランスが心地よくて。クローゼットの中のニットは黒や白、黒白ボーダーばかりだけど、春は赤も着てみたいな」

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05

ボーダー

エレガントに着るボーダーが目標!

「初めてのボーダーは、上野のアメカジショップで出会ったセントジェームス。今では自分でも何枚持っているのか分からないほど(笑)。何十年も着続けてきた今では、襟ぐりの開き具合や配色、ボーダーの太さなどでカジュアルな中にも女らしさが感じられるものに惹かれます。合わせるパンツも、デニムより黒のスティックパンツが気分。ボーダーをエレガントに着こなせたら素敵」

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06

かごバッグ

10年後の“もっと似合う”を楽しみに育てたい

「パリの週末、マルシェで買い物をする男性たちがみんなマルシェかごを持っているのを見て衝撃を受けました。かごバッグ=夏のおしゃれアイテムと考えていた私は、これが本来の使い方だと納得。以来、ますますかごバッグが好きになるにつれて各国のかごのルーツなども気になったりして、少しずつ買い集めました。断捨離することになっても、かごバッグだけは捨てられません。何故ってこれから歳を重ねると、ますます似合うようになると思うから」

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07

スカーフ

おしゃれしたい気持ちをスカーフに託して

「初めてパリへ旅した時、男性も女性も老いも若きもスカーフを身に着けていることに驚きました。その頃、自分にはまだちょっと早いと思いながらも、思い出にと空港のショップで一番控えめな色使いのスカーフをお土産に。スカーフがなくても着こなしは完成するけれど、おしゃれをしたい気持ちが表れるもの。今は服と同系色のスカーフをなじませてつけるのがお気に入りです。10年後は派手色に惹かれているかもしれませんね」

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08

メリージェーンシューズ

マニッシュコーデにひと匙の甘さを

「バレエシューズも大好きですが、甲に1本ストラップがあるだけで懐かしい気持ちにキュンとします。子どもの頃から憧れ続けたプリンセス願望が、ちょっとだけ叶った気持ちになるからでしょうか(笑)。マニッシュなコーディネートが好きですが、この靴を履くことで加わるほんの少しの甘さがたまらないのです。今の季節はソックスで履くのがお気に入り。大人の乙女心が満たされるのを感じます」

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COLUMN

書くことは自分を表現するもう一つの手段

気になるあの人の“MYスタンダード”Vol.3 福田麻琴

福田さんの書く文章はスタイリング同様、ファン多数。「そのときどきで感じたことや思ったことをInstagramにアップするうちに、スタイリストとしての仕事のほかに、書くということでも自分を表現できるのだと気づきました。それはとっても新鮮な思い付きで、そのことを周りにお話ししているうちに、書籍のお仕事が舞い込みました。構成を考えてスタイリングして、そして原稿も書くのは初めての経験。ノートパソコンを抱えてカフェへ通ったり、息子の習い事の待ち時間などを利用して、約1カ月で書き上げたのがこちら。ファッションに対する今の気持ちを素直に書けたかな」。この連載にふさわしい1冊、是非読んでみたい。

取材・文/向井真樹


ARCHIVE

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元雑誌編集者や百貨店バイヤー、デザイナーなど様々な経歴を持ったファッションのプロ達が集結するHAPPY PLUS STOREのスタッフが、確かな目利きで注目のブランドやトレンド情報を発信していきます。