エディター 坪田あさみさんが明快にナビゲート! 11月号éclat2023年特集
「エクラ世代の服選びは、おしゃれならなんでもいいわけではないんです」と話すエディター・坪田さん。誰もが簡単に細見え・しゃれ見えする方法を伝授。
- Profile
- 坪田あさみ
- Asami Tsubota
つぼた あさみ●エクラなど雑誌媒体をはじめwebコンテンツ、アパレルとの協業など幅広く活躍するフリーエディター。ライフスタイルを含めたファッションに注目。
素材とシルエットにメリハリがあれば素敵に決まる!
ニットを着ると"なんだかほっこり見える""かっこよく決まらない"なんてことはありませんか? 実は私もその悩みに数年前から直面。ざっくりローゲージだと家着に見えてしまったり、ハイケージだと背中や二の腕の肉感を拾ってやぼったかったり。そこで日々研究した結果、私たち世代がニットでこなれて見える3つのメソッドを編み出しました。今回はこれを生かしたニットの選び方とコーディネート術をご紹介します。もちろん大人にマストな暖かさも申しぶんなしです!
- 坪田あさみさん
メソッド1 ヘアリーなふんわりニットは質感の違うスカートでモダンさを演出
質感の違うとろみスカートを合わせアルパカモヘアを洗練させて
「暖かさ抜群のニットで防寒したいけれど、色気のある女らしさも欲しい、そんなときは上下の素材に変化をつけることを意識して。ニットはアルパカモヘア、スカートは落ち感のあるとろみ素材。この質感の違いがほっこりせず都会的な着こなしに仕上がるコツです」(坪田さん)
上半身の肉感を拾わないゆとりあるフォルムのニットと、ストンと落ちるナローシルエットのスカートでメリハリアップ。無地よりも柄を選べばぐっと華やかに見える
チェーンつきポーチ¥17,600(パピルス)・靴¥36,300(コルソローマ ノーヴェ)/以上エクラプレミアム通販 ピアス¥28,080・(右手)シルバーチェーンブレスレット¥33,000・ゴールドチェーンブレスレット¥95,040・(左手)ゴールド細バングル¥44,000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) (左手)太バングル¥59,400/アダワットトゥアレグ (左手)丸スタッズバングル¥29,700・中太バングル¥38,500/UTS PR(フォークバイエヌ)
メソッド2 ボトムと靴の色を合わせてワントーンに。下半身をスマートに見せ、脚長感もアップ
ニットスカートなら迷わず黒を選択。厚手リブで肉感を拾わず細見えがかなう
「ニットボトムは最高に暖かくて、冬に手放せない定番アイテム。私はシャープに見せるため中途半端な色や丈は選ばず、黒いマキシ丈一択です。そして靴も同じく黒を合わせて下半身に一体感を出し、脚長効果をねらいます。長身でもマキシ丈ではける6を別注」(坪田さん)
Brand1er Arrondissement×éclat(プルミエ アロンディスモン×エクラ)
Item【坪田あさみさん別注】ウールカシミヤワイドリブスカート
Price¥27,500
Colorブラック
Sizeフリーサイズ(5、6)
トップスにナイロンブルゾンを合わせれば、下半身のニットと素材でメリハリが生まれ、ほっこり見えを回避できる
サングラス¥36,300(ブラン×エクラ)・ストール¥49,500(ピエール ルイ マシア)・バッグ¥145,200(J&M デヴィッドソン)・靴¥37,400(ルカ グロッシ)/以上エクラプレミアム通販 スウェット¥16,500/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店
メソッド3 薄手リブタートルは必ずレイヤード。立体感を出し肉感をカムフラージュ
ベーシックタートルはそのまま着ない!レイヤード術で今どき感アップがかなう
「大好きな薄手のリブタートルですが、近年は一枚では着用せず、必ずレイヤードして取り入れます。今季なら立体感のあるジャンスカやキャミワンピース、オールインワンなどを重ねて新鮮に。体のラインをごまかしてくれるし、しゃれ見えするので頼りにしています」(坪田さん)
絶妙なカーキグレーの色みがしゃれているタートルニット。実は背中があいたひねりのあるデザインだから、コンサバ見えしないのもいい
バッグ¥20,900/エクラプレミアム通販(アンドミューク)ネックレス¥99,000/ブランイリス トーキョー(ブランイリス) ストール¥40,700/スロー 靴¥59,400/アマン(ペリーコ)
\この本が教科書!/
好きだった服が似合わなくなり、ファッション自体が楽しくなくなる"おしゃれ迷子"世代へ。今回はこの本から考え方を抽出。『大人のおしゃれはこなれがすべて』(PARCO出版)。