小柄でもきれい見えするカジュアル服 Marisol6月号2022年特集
身長155cm エディター伊藤真知
小柄でもきれい見えする
カジュアル服
- Profile MACHI ITO
出版社勤務ののち、フリーのエディター&ライターとして女性誌などを中心に活躍。2019年には「『ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ』の法則」(講談社)を出版し話題に。Marisolでのオンライン連載「伊藤真知の『プチプラ』は40代からがもっと楽しい!」も大好評。身長155cm。@machiito__
Half Pants
筒細ハーフパンツ
子供っぽく見えがちなアイテムだからこそ、
きれいにはける“細身”で作りました
「丈が短いぶん、小柄でもバランスよくはけるハーフパンツ。今は女性らしいフレア型が人気ですが、その広がる形がかえって体を小さく見せ、子供っぽく見えることも多かったので、筒が細めですっきりと着こなせる一本を目ざしました。膝下が長く見え、大人でもはきやすい、膝が半分見えるくらいの絶妙な丈感もこだわりです」
限りなく黒に近いダークネイビーは、黒としてもネイビーとしてもコーディネートしやすく、汎用性の高い色。ベージュはやや黄みが強く、涼やかな素材感でも高見えに。どちらもセンタープレスを施し、美脚効果も満点!
DETAIL
後ろのみゴム仕様で、ほどよくフィット。ベルトループもあるので、お仕事にも使いやすい。
Short Tops
丈短ノースリT
オーバーサイズが人気の今、あえての短め丈。
腰位置が上がって好バランスに
「目線が上がって脚が長く見えるように、トップスはインすることが多い私。でも夏場は汗をかくので、アウトしたままでも腰位置が高く見えるといいなと思い、少し短め丈のTシャツを作りました。ロング丈やボリュームのあるボトムともバランスが取りやすいので大活躍!」
手軽に縦長印象をかなえるのに、便利なノースリT。着た時に肩先が少し覆われるので、二の腕が華奢に見える効果も。ゆとりのあるシルエットや艶やかな生地で肉感を拾いにくいのも、薄手のTシャツとしてはうれしい。
Long Sleeve Cardigan
袖長カーディガン
重心アップに欠かせないカーディガン。
アレンジのしやすさを考えて、袖は’長め’に
「目線アップのテクとしてもうひとつ、よくしているのがカーディガンの肩巻き。何も考えずに巻きやすく、無造作に巻いてもキマる一枚がほしくて、袖を一般的なものより長めに設定しました。目を引く色で上半身に視線を集め、さらにバランスよく着られるように、色はビビッドな2色に」
ニットのように着る時は、袖をまくって手もとを出すとバランスアップ。肘まわりにボリュームが出るぶん、腕がほっそり見える視覚効果も。長めの袖ならまくりやすく、袖口も細めのリブでぴたっと留まるのも優秀。
巻く時は結び目を中心から少しずらし、どちらかの肩を覆うように着ると、二の腕のカバーにも。夏に増えるアースカラーとも相性のいいコーラルは、ピンクの中でも日本人の肌色に合いやすく、甘さも控えめで大人向き。
DETAIL
袖口一つ分くらい長めの袖。上半身とのバランスを考えた小さめのボタンは、生地と同じ色で仕上げて品よく。
Volume Sleeve One-Piece
ボリューム袖ワンピ
夏は毎日ぺたんこ靴!
ゆるくても女っぽいワンピースがワードローブの定番です
「脚に無駄な余白が出ず、ぺたんこ靴でもすらっと縦長に見えるマキシ丈ワンピは小柄の味方。着心地のいいカットソー素材も欠かせませんが、薄手でもメリハリが出て目線が上がるよう、ボリューム袖をつけました。女性らしい抜け感の出る、肌見せスリットもポイントです」
DETAIL
サイドや背中にスリットを入れて、さりげなく肌見せ。黒や茶色のダークカラー&ロング丈でも重々しくならず、女っぽさもアップ。