
mirabellaバイヤー・エディターが語る「最旬&名品バッグ大賞」
バイヤー、エディター、スタッフが語る
「今季はこのバッグが必要です!」
mirabellaバイヤー・エディターが語る「最旬&名品バッグ大賞」
トレンドの流れが大きく変わったこの秋、小物も新調したい気分。デザインだけでなく、その人のライフスタイルに合った使い心地や機能性も求められるバッグこそ、吟味して選びたい! 日々、たくさんのアイテムと向き合っているミラベラスタッフが「この秋冬、どんなバッグが必要?」とディスカッション。誰もが知る名品バッグから、隠れた注目ブランドまで。おすすめのバッグを全力セレクトしました。
撮影/林真奈
スタイリスト/朝倉英里子
mirabella STAFFプロフィール
バイヤーKuri ヴィンテージショップやセレクトショップのバイヤーを経て今年よりミラベラ担当に。この秋狙っているのはアクセサリー代わりになるバッグと洗濯機。

エディターOku 自身もお買い物好きのエディター。バッグは普段は軽さ重視で選んでいるが、この秋はクラシックなハンドバッグが気になっている。

スタッフMitsu ミラベラ担当歴は4年。日々、大量の商品データと向き合っており知識量は随一。好きな色がブラウンなので、この秋冬はお買い物が楽しい。
ITEM LIST
01
JIL SANDER
「CANNOLO BUCKET」
「カンノーロ」シリーズからトレンドの
バケットタイプが登場!

「持っていて間違いのない信頼感。ショルダーの長さを調整することでさまざまなスタイリングに合わせられるのもいい」
「小ぶりに見えて大容量のバケツタイプは使いやすさも抜群。モダンなライトグレーが新鮮です」

ジル サンダーのアイコンバッグ「カンノーロ」シリーズから、バケットタイプが新登場。つややかなカーフレザーに、おなじみの楕円形のバックルがアクセントを添える。
「カンノーロファミリーという、持っていて間違いのない信頼感! ラウンド型のコインケースが付属しており便利。ちょっとした小物入れにも代用できるし、ほかのバッグにつけて使うことも」(バイヤーKuri)「個人的にバケツバッグが大好きなので見た瞬間にときめきました。開口部がオープンなデザインは中身が気になることもあるのですが、これはクロージャーつきで安心。ニュートラルなライトグレーが新鮮」(エディターOku)
mirabella STAFF イチ押しポイント
02
MAISON MARGIELA
「5AC MEDIUM」
メゾン マルジェラの定番バッグ。貴重なシーズンカラーが“アタリ”です
「撮影現場で久々にスタッフみんなが“欲しい!”となったバッグ。ミディアムサイズはバランスよく持てます」

「ヴィンテージのようなウォッシュ加工をしたコニャックカラーは、持っているだけでおしゃれ上級者の品格に!」
2016年のデビュー以来、ブランドを代表するシグネチャーバッグとして人気を誇る「5AC」。モデル名の由来はフランス語で「バッグ」を意味する「sac」から。バッグのライニングをあえて表に出したような遊び心あるデザインが特徴。
「定番バッグですが、このありそうでない色と洗いをかけた質感に撮影現場みんなで“欲しい!”となりました。このシーズンカラーは“アタリ”だと思います。最近はミニサイズに心が動いていましたが、ほどよい大きさなのにあれこれ入るミディアムもいい」(エディターOku)「新色コニャックは持っているだけでおしゃれ上級者の品格に。今シーズンはトレンドカラーであるブラウントーンの洋服とあわせて持つのがおすすめ」(バイヤーKuri)
mirabella STAFF イチ押しポイント
折り返し部分を開くと収納力がさらにアップ。内部にポケット付き。
ブランド名が刻まれたシルバーのキーがデザインポイントに。
取り外し可能なショルダーストラップも付属。肩掛けも楽しめる。
03
TOTEME
「T-Lock leather top handle」
「きれいな大人」になれる、注目のイットバッグ
「ロゴなどで主張するわけではないのに、ただものではない雰囲気を醸し出す噂のバッグです。この先長い付き合いができる名品」
「おしゃれプロの間でも話題。クラシックなゴールドの金具にひと目ぼれ! ショルダーストラップ付きなのもありがたい」

一見、なんでもないのに持つと存在感を放つバッグ。「TOTEME」のトップハンドルバッグが、今ファッション業界でも噂の的! 2014年スウェーデン出身のカップルによってNYでスタートしたトーテム。都会的なスタイルにクリーンな北欧のムードがプラスされたアイテムの数々が人気。
「主張するわけではないのになぜかただものではない雰囲気を醸し出す噂のバッグ。品がよく、長く使える名品だと思います」(バイヤーKuri)「『T』の形になっているゴールドのクロージャーにひとめぼれ! マチもしっかりあって収納力があるのと、ショルダーストラップつきなのもいい。ビッグサイズのコートにラフに肩掛けして歩きたい」(エディターOku)
mirabella STAFF イチ押しポイント
取り外し可能なショルダーストラップ付き。肩掛けでラフに持っても。
ブランド名の頭文字「T」をかたどったクロージャーがモダン。
フラップを開けると内側には二つのポケットが備えられている。
04
THE ROW「SMALL PARK TOTE」
「デイリーバッグこそ上質なものを」の最適解
「トレンドでもあり定番でもあるブラウンのバッグ。ずっと使えるものを探している人に絶対おすすめ!」

「何を合わせても品のある仕上がりになる」
THE ROWのバッグの根強い定番モデルのひとつが「PARK TOTE」。ベーシックな舟形トートはサイズも豊富に展開しているが、デイリー使いにおすすめなのがこちらの「SMALL」。ストラップつきで、ショルダーバッグとしても持てるデザインは“ちょっとそこまで”から“お出かけ”まで、あらゆるシーンにフィット。
「シボ感のあるなめらかなレザーと深いブラウン。今年たくさん出ているブラウンバッグの中でもワンランク違う印象」(エディターOku)「カジュアルなコーディネートもこれを合わせるだけで品のある仕上がりに。日常使いしたくなる使いやすい大きさです」(バイヤーKuri)
mirabella STAFF イチ押しポイント
取り外し可能なショルダーストラップで、肩掛けも手持ちもOK。
開口部にはトグルデザインのクロージャーつき。
上質なグレインレザーに控えめなブランドロゴの型押しが。
05
LUMEN
「【SPURSHOP別注】ANNEAU FRAME BAG」
上質な素材と毎日使いたくなるデザイン、価格のバランスが最高!
「きちんとシーンにも持てるけれど堅くなりすぎない、ちょうどいいバッグ。デザインが素敵だと置いてけぼりになりがちな機能面もきちんとしていて優秀」

「持っていると“それどこの?”と聞かれる、ほかにはないデザイン。カジュアルな服の時もバッグひとつで高見えできて、品のある仕上がりになる」
韓国の人気バッグブランド「ルメン」とSPURSHOPがタッグを組んで生まれたバッグ。ラウンドを描いたフォルムの新モデルをソフトなカウレザーで別注したここでしか買えないバッグは、上品でありながら体になじむ革の柔らかさも特徴。大きく開き、使いやすい3つのコンパートメントタイプ。
「デザインが素敵だと置いてきぼりになりがちな機能面もきちんとしていて、貴重品は中心のがま口でしっかりガード+サイドの大きなスペースもマグネットで閉じられるのがうれしい」(スタッフMitsu)「黒のレザーにゴールドの金具使い。ほかのラグジュアリーブランドに引けを取らない見た目なのに5万円ちょっとという価格設定にとにかく驚きました!」(バイヤーKuri)
mirabella STAFF イチ押しポイント
手で持っても肩にかけてもバランスのいいストラップの長さも魅力。
がま口タイプのコンパートメントの両サイドに二つの大きなスペースが。
サイドにもファスナーポケットつき。金具にはブランド名の刻印も。
06
YANYAN
「【SPURSHOP別注】ニットポシェット」
キャッチーなデザインなのに実は合わせやすく使いやすい“可愛い優等生”
「キャッチーなのに丁寧なつくりで、大人が持っても似合うさじ加減がさすが」

「別注カラーはベースが抑えた色味なので合わせやすさも高ポイントです」
この秋は、クラフトタッチあふれる凝ったニットアイテムに大注目。人気のNYのニットブランド「YANYAN」にSPURSHOPが別注したバッグは、チェッカーパターンのニットにきらめくフラワーモチーフをひとつずつ縫い付けたデザイン。
「子供の頃に憧れた、カラフルでキラキラしたものが全部のせで胸がキュン。つくりが丁寧でクオリティが高いので、大人が持っても似合う」(スタッフMitsu)「軽く、コロンとしたフォルムが愛らしく、ショルダーにできるので必需品を入れたり、旅行にも便利。かわいらしさやキャッチ―さがありつつも、抑えた色味なのですべての色の服に合うというのもポイントです」(バイヤーKuri)
mirabella STAFF イチ押しポイント
ニット素材のショルダーストラップ付き。ポシェットとしても。
ひとつひとつ違うスパンコールやビーズのモチーフがチャーミング。
コンパクトに見えてスマートフォンや財布、ポーチなど収納可能。
07
THE ROW
「MEDIUM N/S PARK TOTE」
スタッフが揃って太鼓判を押す「名品オブ名品」
「丁寧なつくりと、素材の良さを実感。シンプルなデザインで長く使えることを考えるとむしろコスパがいいのでは」

「THE ROWにしか作れないのではないかと見るたびに思う逸品。大切に使いたい、けれどついつい毎日手を伸ばしてしまうほど活用シーンが多い!です」
多くのモードラバーが愛するTHE ROWの名品トートは、ミラベラでも入荷するたびに売れるロングセラー。上質なグレインレザーをボックス型のワンハンドルトートに仕立て、アクセントは控えめなエンボスロゴのみ。なんでもないようでいて計算されつくされたデザインは、持つ人のスタイルに寄り添い、洗練を加えてくれる。
「数々のブランドを見てきましたが、ごくごくシンプルなのに醸し出される品格はほかにはないもの」(バイヤーKuri)「いつまでも人気が衰えない定番。今シーズンはカラーバリエーションも豊富に入荷していて、スタイルに合わせて好みのものを選べるのも嬉しい。プライスは特別ですが、シンプルなデザインで長く使えることを考えるとむしろコスパがいいのでは」(スタッフMitsu)
mirabella STAFF イチ押しポイント
絶妙な長さのストラップは肩にかけることもできる。
キューブ型のバッグの開口部にはレザーコードつき。結び方でフォルムも変化。
サイズは3サイズ(ミディアムは中央)、カラーも豊富にラインナップ。
08
LITKOVSKA
「ZIP BAG」
ウクライナ発の注目ブランドは、ものづくりへの姿勢も話題に
「ジップの開きによって手持ち、ボディバッグ、リュックにも。マルチウェイのデザインがうれしい驚き」
「モダンなデザインはもちろん、平和への願いを込めたウクライナでのものづくりも応援したくなる」

ウクライナ出身のリリア・リトコフスカが2009年にスタートした「リトコフスカ」。洗練されたテーラリングや自由なシルエットに定評のある服は「着る人が主役」。バッグも、ぐるりとファスナーがあしらわれており開け閉めでシェイプを変えることができ、手持ちからボディバッグ、リュックまでその人に合わせてマルチウェイで使えるのが魅力。バッグにはウクライナ国旗カラーのリボンと「FROM WAR ZONE WITH PEACE」と記されたリボンがあしらわれて。
「難しい状況下でものづくりを続けるその姿勢も応援したくなります」(エディターOku)
mirabella STAFF イチ押しポイント
09
JIL SANDER
「CANNOLO SM」
大定番の「カンノーロ」は色で遊んでみるのもおすすめ
「ストラップを短めにしてクロスボディ持ちすると、アクセサリーのように使えておしゃれ度UP!」
「ダークな色を選びがちだけど、このピンクは気分が上がる」

ジル サンダーの言わずと知れたアイコンバッグ「カンノーロ」。シチリアの伝統菓子の形状から着想した円筒形のボディと少し太めのストラップのバランスが、どんなスタイリングもモダンに仕上げてくれるとファンも多い逸品。この秋は再び注目を浴びている淡いピンクに注目。
「春夏は重くならず、秋冬は軽やかさをプラスしてくれるので一年中活躍します」(バイヤーKuri)「バッグに品格があるからこそ、ピンクでも子供っぽくならない。いつも黒やブラウンを選びがちだけど、“決め”のバッグこそ好きな色を選んでもいいのかも」(エディターOku)
mirabella STAFF イチ押しポイント
10
TOGA TOO
「Leather mini bag」
ブランドらしいシルバーパーツがモードなアクセントに
「秋冬の暗くなりがちな服が一気にあか抜けてしゃれる絶妙な発色!」

「ストラップを手首に巻き付けてブレスレットのように持つのがおすすめ」
ブランドの象徴的なディテールとなっているウエスタン風のシルバーパーツが目を引くミニバッグ。サイズ感はコンパクトながら必需品はしっかり入るサイズでお出かけに最適。ミルキーなレモンイエローもモードな印象。
「TOGA TOOのバッグは色出しがいつも絶妙でさすがだなと思います。ダークカラーのアウターにこのレモンイエローが映えそう」(エディターoku)「ストラップを長めにして手首にくるっと巻き付けるように通しクラッチ持ちすると、シルバーパーツ部分がブレスレットのように見えるんです! この持ち方がマイ定番」(バイヤーkuri)
mirabella STAFF イチ押しポイント
コンパクトサイズながら、お出かけに必要な荷物は入る。
開口部にはファスナー付き。
















