パンツにもスカートにも合う!人気ブランドの頼れる「BESTダウン」8選

パンツにもスカートにも合う!

人気ブランドの頼れる「BESTダウン」8選

ついにダウンの欠かせない本格的な冬が到来。そこで今買うべき本命ダウン8着をご紹介。いずれも防寒性はもちろん、着回し力まで高いダウンばかりで、スカートとパンツの両方に合う懐の深さも持ち合わせています。その着こなしの例をスタイリスト大平典子さんがレクチャー。ライター間中が試着したレビューも参考に、あなたにピッタリの1着を選んで。

DANTON

DOWN HOODED JACKET

  • フランスの老舗発 ブルゾンタイプのクラシックダウン

  • 今季的なふっくらボリュームシルエット

  • スタイルアップできるコンパクトなショートレングス

白いパーカ感覚で大活躍。でも、コットンライクな生地なのでスポーティすぎません。
袖口と裾にはギャザー入りで、ふっくら丸みのある今どきシルエットを演出。
内ポケットは右サイドも含め計3つ。ファスナーとシャーリングが中身を守ります。

「羽織った瞬間、優しく包み込まれるような着心地にホッとするダウン。ボリューミーでも裾がキュッとすぼまったショート丈なので、バランスよく着こなせます。ニュアンスのあるアイボリーにピンクを利かせる大平さんのコーデも素敵で、小物ごと真似したくなりました」(ライター間中)

ワンツーで瞬時にコーデが決まる
ロングワンピースの救世主

ADAWAS ドッキングワンピース ¥41,800 バッグ/スタイリスト私物

「裾広がりのロングワンピはバランスを取りづらいこともありますが、ボリューミーなショートダウンなら好バランス。ワンピースに羽織るだけでお出かけ準備が完了します。コットン風のクラシックな生地も、ニット×布帛のコンビワンピに調和。同系色のオレンジマフラーで視線を誘えば、さらに上重心になってスタイルアップできます」(スタイリスト大平)

最旬ダウンに色を利かせれば
いつものデニムが見違えます

「スポーティすぎないクラシックダウンは、色落ちデニムも品よく決まります。ここでは胸元の赤いロゴに合わせて、ドラゴンフルーツのようなピンクニットをあちこちに利かせました。白すぎないアイボリーなので、ビビッドカラーとも喧嘩せず馴染んで、ハッとするほど印象的なデニムスタイルになります」(スタイリスト大平)

MACKINTOSH

【SKYE DOWN STAND COLLAR】ショート丈ダウン

  • 品格漂うツヤやかな高密度ナイロンタフタ

  • 軽くて暖かい上質なハンガリー産グースダウン

  • フェミニンなボリューム袖が引き立つコンパクトシルエット

撥水生地と止水ファスナー付きポケットで、雨や雪から貴重品を守ります。
裾はアジャスト可能。アクセサリーライクなメタルパーツにも気分が上がります。
オールブラックの上品デザインに、ロゴ入りのシルバーボタンが好アクセント。

「ふんわりほどよいダウン量とリラックスできる着心地は、車移動派にぴったり。かさばらないので車を運転するときにも機能的です。でも、決してスポーティではなく、エレガントなのがマッキントッシュの匙加減。デニムにさっと羽織るだけでおしゃれ感を出せるので、冷え込む日も楽しく外出できそうです」(ライター間中)

ボリュームスリーブの品格ダウンでタイトスカートがモードに垢抜け

「モードなショートダウンを軸にした、モードなスカートスタイル。ボリューム袖が面白い品格ダウンに対して、タイトスカートでメリハリをプラス。黒のダウンと大人っぽいビスチェ、白のボウタイブラウスというモノトーンを、カーキのスカートで外したのもポイントです」(スタイリスト大平)

ジャケットのように羽織れば
パンツが俄然面白くなります

CINOH T/W TWILL HIGH WAIST TWO TUCK PANTS ¥39,600marjour NUANCE COLOR BELT ¥3,700

眼鏡/モスコット トウキョウ(モスコット) その他/スタイリスト私物

「トレンドのグレーでまとめたカーディガンとスラックスに、ブラックジャケット代わりに羽織りました。ダウンの袖がふくらでいるので、きれいめでもひとくせあるスタイルを作れます。遠目は全身モノトーンですが、じつはバッグのみサックスブルーで外した意外性もしゃれ見えにつながります」(スタイリスト大平)

6×1 SIXBYONE

【東原妙子さんコラボ】
HIGH COLLAR DOWN JACKET

  • 北欧生まれの甘めのコクーンシルエット

  • 合わせるボトムスを選ばない、今季トレンドのショートダウン

  • すっきり見える斜めのダウンステッチ

ダウンが詰まったハイカラーはマフラーいらず。開ければビッグカラーに変身します。
裾のドローコードを絞れば、お好みのコクーンシルエットに調節できます。
内ポケットは左側に2つ、右側に1つと充実。背面にはパッカブルできるポケット付き。

「東原妙子さんとのコラボダウンは、もともと前後差のある着丈を伸ばして気になる腰まわりをカバーしつつ、保温性もアップ。裾の広がるシルエットも今どきです。キルトステッチに馴染ませた外ポケットと、財布やパスポートが入る大容量の内ポケットも実用的で、手ぶらで身軽に外出できそう」(ライター間中)

定番のチェックスカートに羽織れば
トレンド感が加速します

IRIS47 spagetti headband ¥4,950

眼鏡/モスコット トウキョウ(モスコット)

「ほっこりしがちなチェックスカートも、デザイン性の高いちょい甘ダウンがあれば野暮ったくなりません。スカートのオレンジを拾ってマフラーやグローブでちりばめれば、白いダウンと引き立て合って冬空の下で着映えします。今季は色を取り入れるこんなダウンスタイルもオススメです」(スタイリスト大平)

トラッドなパンツスタイルは
北欧ダウンでも垢抜けます

「スタイリッシュな北欧ダウンは、トラッド崩しにも効果的。センタープレスのパンツ、Vネックのカーディガンといったマジメになりがちな組み合わせも、おしゃれ方向に着崩せます。ブラウスはトーン違いのホワイトとフリル付きの丸衿で、ちょい甘ダウンに調和させました」(スタイリスト大平)

THE NORTH FACE

インナーダウンつきジャケット

  • アウトドアジャケットとインナーダウンが一つになったハンサムな3WAY

  • 雨や雪の日も心強いゴアテックス素材

  • サイドポケットはミニバッグ並の大容量

防水透湿性のあるアウターは、ファーを外せばレインウェアにもなります。
インナーダウンの袖口は、シャーリングが手首にフィットして冷気を寄せ付けません。
インナーダウンにもポケット付き。これ一枚でアウターとしても活躍します。

「汗っかきにはうれしい3WAY。インナーはポケッタブルなので、脱いだあと小さく畳めるのも助かります。高度な技術で汚れを落としたリサイクルダウン入りのインナーは、一般的なダウンと遜色ない暖かさで冬キャンプの防寒にも絶好。アウターは春のレインウェアとしても活躍しそうです」(ライター間中)

かっこかわいいアメカジスタイルも
ハンサムダウンは得意

「アウトドア風味のハンサムジャケットは、スウェットや小花柄のロングスカートで作るアメカジスタイルにももってこい。スカートはてろんとした落ち感のある素材なら、メンズライクなアウターとメリハリがつく上に、縦長ラインも強調されてすっきり決まります」(スタイリスト大平)

ヘビーデューティな一着があれば
定番トラッドコーデもこなれ見え

カーディガン/スタイリスト私物

「ホワイトデニムやチェックマフラー、キャンバストートというトラッドアイテムと、ハンサムダウンは好相性。優等生に見えがちなコーデも、ヘビーデューティなこのダウンならおしゃれに着崩せます。前を開けて羽織れば、インナーとの色差でさらにしゃれ見えしますよ」(スタイリスト大平)

TATRAS

NOKO

  • イタリアブランド発ノーカラージャケット風のきれいめダウン

  • ウエストは大きく絞った美麗なシルエット

  • ミリ単位で計算したデコルテを美しく見せるネックライン

雨に強く摩擦音もしにくいナイロンタフタ。ゴールドのファスナーもきれいめです。
ダウンで名を馳せるミラノブランドは、このさりげないロゴが目印です。
計算されたウエストシェイプでバックスタイルまで美しい。まさに全方位抜かりなし。

「シルエットの造形美と細ステッチのおかげで着痩せできます。ダウン量は十分なので、一枚でしっかり暖かさを実感。これはもはやダウンというよりノーカラージャケット。今の時期はスカーフやタートルを合わせて、春先はネックラインの美しさを生かして着てみたいですね」(ライター間中)

フレアスカートをはきたい
フェミニン派の最適解ダウン

「きれいめなショートダウンは、ロング丈のフレアスカートと抜群の相性。ダウンと同色のトップスをスカートにインした上で、ノーカラージャケットのように羽織れば、上半身が一層コンパクトになってバランスグッドです。鮮やかなレッドも手伝ってドラマティックに着映えます」(スタイリスト大平)

カーゴパンツも品よくきまる
イタリアブランドの力

ブレスレット/スタイリスト私物

「コンパクトなダウンなので、ボリュームのあるカーゴパンツもきれいめにまとめてくれます。子どもっぽくならず、大人の品格を保ったカジュアルスタイルになるのは、老舗ダウンならでは。仕上げにゴールドファスナーと相性のいい、シルバーのブレスレットをプラスしました」(スタイリスト大平)

MACKAGE

FREYA CITY ライトダウンジャケット

  • すべてマットブラックで統一したレディライクなミニマルデザイン

  • 所作を美しく見せるストレスフリーな2WAY

  • ウエストのくびれを演出するXライン

ウエストのドローコードを調節すれば、自由にシルエットチェンジできます。
撥水生地と止水ポケットで雨天も快適。
フードをかぶると顔まわりにシャーリングがフィットして、冷気を遮断できます。

「カナダのラグジュアリーなダウンブランドは、研ぎ澄まされたデザインや控えめなロゴがまさにクワイエット・ラグジュアリー。音がしないマットな生地も大人っぽいですね。軽いのに800フィルパワー以上と暖かくて撥水もするので、長い目で見ればハイコスパ。冠婚葬祭にもふさわしい品格です」(ライター間中)

チュールスカートとなら
エレガント路線で本領発揮

「スイートになりがちなチュールスカートも、ウエストシェイプが際立つレディなダウンならエレガントに決まります。マットなダウン、エアリーなスカートという異素材ミックスも、モノトーンスタイルを洒脱に見せる鍵。さらにブルーのマフラーとグレーのブーツで、シックな色みでも変化をつけました」(スタイリスト大平)

異素材のとろみカーゴを投入すれば
一目置かれるモード路線に

眼鏡/モスコット トウキョウ(モスコット)

「くせのないダウンは、モードに振ることもできます。ここでは、とろみカーゴパンツとモヘアニットの技あり素材をスパイスにしました。足元はハイテクスニーカーでエッジを利かせたのもポイント。ダウン以外は、流行中のクリアなメガネフレームも含め、ベージュ系でシックにまとめています」(スタイリスト大平)

CAPE HORN

REMOTA

  • 中綿は最大マイナス10℃まで対応するハイテクな3Mシンサレート
    ※シンサレート500フィルパワーの場合

  • 耐久性が高く、水や汗にも強い表地

  • スーパーマイクロファイバーの裏地付き
    あったかポケット

フードにたっぷりあしらわれたエコファーは、気候やシーンに合わせて着脱できます。
リブとベルトでフィット感を高めた袖口は、冷気をシャットアウト。
軽くて暖かい秘密は3Mシンサレート。断熱効果は一般的な中綿のなんと2倍。

「フードと前立てのエコファーがふわもこリッチ。前を開けるとファーがのぞくデザインも素敵で、さすがイタリアブランド。このファーも中綿もポリエステルなので、気兼ねなくヘビロテできます。ざっくりニットが好きなので、薄手でも暖かいこのダウンは理想的ですね」(ライター間中)

タイトスカートのニットアップで
縦長を強調すればさらにすっきり

D.A.T.E. FUGA スニーカー ¥39,600

ニット、スカート/スタイリスト私物

「ハイテクダウンをタイトスカートのニットアップに重ねれば、Iラインが強調されてスタイルアップが叶います。首元はざっくりニットのバラクラバ、足元は安定感のあるボリュームスニーカーでバランスを取りました。重たくなりがちなモノトーンスタイルも、グレーの濃淡に白いダウンを差し込めば爽やかです」(スタイリスト大平)

スウェットパンツ合わせは
トラッドミックスで脱部屋着

「スポーティになりがちなダウン×スウェットパンツは、布帛のハットや衿付きのシャツ、クラシックなノルディック柄ベストなど、トラッドアイテムをテイストミックスすると新鮮。足元はスニーカーではなく、かっちりしたビットローファーで外しました」(スタイリスト大平)

PYRENEX

SPOUTNIC LONG 2ダウンジャケット

  • まさに極暖750フィルパワーの
    フランス産ダックダウン

  • ヒップがしっかり隠れる暖かいミドル丈

  • 手に取ったときもひんやりしないピーチスキンのような滑らかタッチ

着脱式のフードは、縁などの細部にまでダウンをぎゅっと充填して保温性をアップ。
フランス・ピレネー山脈で1859年に創業した、ダウンの老舗を誇るロゴワッペン。
内側にはセキュリティポケット付き。ファスナー付きで安心です。

「登山家御用達の本格ダウンはポカポカあったか。それでいて構築的なシルエットと光沢を抑えた軽量素材はアウトドアすぎず、リアルに街使いできます。この素材にはストレッチ性があって、丈は前を閉じても動きやすく工夫されているので、窮屈感はゼロ。フードを外せばキリッとしたスタンドカラーになるので、2倍楽しめます」(ライター間中)

ミディアム丈のダウンには
とろみロングスカートが正解

ブーツ/スタイリスト私物

「真っ赤なニットをアクセントに、フェミニンなドットスカートを合わせました。ミディアム丈のダウンにロングスカートを合わせるときは、こんな落ち感のあるとろみ素材ならすっきり決まります。このダウンはダブルジップ仕様なので、ニットの赤をちら見せしてもかわいい」(スタイリスト大平)

歴史と機能に支えられたダウンは
色柄で遊んでも着映えます

「カーキのベイカーパンツを軸に老舗ダウンを羽織ったベーシックスタイルは、白いニットキャップやグレーのボーダーニット、イエローのロンググローブなど、色柄で変化をつければさらに着映えます。機能性に裏打ちされた極暖ダウンなので、色柄で遊んでもしっかり受け止める力があるんです」(スタイリスト大平)

コーディネートのアクセントになる!

あったか小物

あるとないとでは大違い! マフラーやグローブ、もこもこブーツなど、あったか小物のパワーを借りれば、ダウンコーデのアレンジは自由自在。シーンに合わせて格上げや微調節ができるお役立ち小物で、スタイリングの幅を広げて。


コーディネートも含めた
アイテムをまとめて見る

写真/嶌原裕也(モデル)、坂田幸一(静物)スタイリング/大平典子 ヘアメイク/鈴木かれん モデル/横田美憧 取材・文/間中美希子 構成/HAPPY PLUS STORE

 
元雑誌編集者や百貨店バイヤー、デザイナーなど様々な経歴を持ったファッションのプロ達が集結するHAPPY PLUS STOREのスタッフが、確かな目利きで注目のブランドやトレンド情報を発信していきます。

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