気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子 | HAPPY PLUS VOICE

気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

MYスタイルを作る最愛アイテムについて聞きました!

気になるあの人の
“スタンダード”
Vol.12 安藤優子

おしゃれにスタイルがあり、自分に似合うものを知っているファッションのプロたちに、“マイスタンダード”について取材する連載。今月はスペシャルゲストとして、安藤優子さんにお話を伺いました。

気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

キャスター/ジャーナリスト 安藤優子さん気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

あんどうゆうこ●アメリカのハイスクールに留学し、帰国後、上智大学に進学。在学中のアルバイト先で流暢な英語での会話が目に留まりスカウトされて、報道番組「BIG NEWS SHOW いま世界は」(テレビ朝日)にレギュラー出演。以降、「TVスクープ」や「ニュースステーション」などでリポーター、キャスターを務める。現在は多数のメディア出演、講演活動に加え、椙山女学園大学の客員教授として教鞭をとる。洗練された私服コーデをはじめ、こだわりが詰まった著書「アンドーの今もずっと好きなもの。」(宝島社)も注目を集めている。

気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

YUKO’s
STANDARD

01

ジャケット

肩のラインと程よくシェイプされたシルエットに着目

「仕事で何千着とジャケットを着ていた私の選び方の決め手は、肩のラインが古臭くならないこと。肩幅が大きすぎると服に着られているように見えるし、小さいとシワの原因になって美しく着こなせません。四季を問わずに素材を変えて着用しますが、コンサバになり過ぎないようあえてデニムやワンピースなどに羽織ってハズした着こなしを意識します」

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YUKOs
STANDARD

02

Tシャツ

首回りがピタッと収まることが一番の条件

「夏なら1枚で、冬ならニットのインナーにほぼ毎日着ているTシャツ。大切なポイントは、首回りがぴったりしている丸首であること。そしてサイズ感はジャストサイズの基本Tと、やや大きめのカジュアル系のどちらも揃えています。色は白、黒、ネイビーにダークグレーがほとんど。半袖以外に七分袖や長袖も愛用中。ニットの首もとから白いTシャツがチラッとのぞく、そんな着こなしも今の季節のお気に入りです」

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YUKOs
STANDARD

03

Iラインスカート

縦長のIラインは大人にいいこと尽くめ

「スカートを履くときは、Iラインのタイトスカートで辛口な着こなしを意識します。スニーカーなどぺたんこ靴を履きたいときにマキシ丈やミディ丈を選ぶことも多く、同系色のトップスでより縦線を強調したり、ゆったりニットをバランスよく着ることを楽しんでいます。若い頃はタイトスカートといえばヒールでしたが、体に負担のないフラットシューズやスニーカーを履きたいとき、Iラインのスカートならむしろこなれた雰囲気になるのも発見でした」

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YUKOs
STANDARD

04

クルーネックニット

こだわりは上質な素材とつまり気味のネックライン

「ウールやカシミヤなどのハイゲージニットが定番です。首まわりはTシャツ同様、少しつまり気味のクルーネックタイプ。ネイビーの何気ないクルーネックニットにデニムは私の鉄板コーディネートで、この先もずっと着続けていきたい組み合わせ。冬に着る白やエクリュのニットは贅沢な気持ちになりますし、ネイビーや黒はつい手が伸びる定番色の代表。そこにグリーンや赤やイエローなどのきれい色が加わることで着こなしの幅も広がります」

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YUKOs
STANDARD

05

デニム

トレンドに敏感になってその都度アップデート

「トレンドに左右されるのは好きではありませんが、デニムだけはどうしても時代感が出てしまうので常に更新するように心がけています。ピタピタも太いのも流行っていた時代には履いてきましたが、今では“少し細いストレート”か“少し太めのストレート”を選ぶことが多くなりました。好きなブランドは、アッパーハイツやレッドカード。ジャストサイズか1サイズ大きめをその時の気分で使い分けています」

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YUKOs
STANDARD

06

大判ストール

ドラマティックなアクセント付けに欠かせません

「さりげないアレンジができる大判のストールが好きです。車移動が多いのでコート未満のアウター替わりにもなりますし、ときには装いをドラマティックに仕上げてくれます。素材はカシミヤやウール、オーガンジーにシルクなど、肌に触れて心地よいと感じる天然素材。無地のものが多くなりますが、これからはチェック柄にも手が伸びる季節ですね」

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YUKOs
STANDARD

07

バングル

手もとを彩るバングル×時計の重ねづけ

「毎日時計をするので、時計の種類に合わせてバングルをコーディネートしています。シャツやニットの袖口をキュッとたくし上げたとき手もとに視線を集める重ねづけが、シンプルな装いをクラスアップしてくれるんです。地金の素材はいろいろですが、華奢なものよりガツンと効くデザインが好きですね。スキンジュエリーのようなバングルのつけ方にも憧れます」

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YUKOs
STANDARD

08

日常使いする器

ひとつひとつにストーリーのある器を普段使い

「伯母や母から譲り受けた大皿や大鉢、京都まで足を運んでひとつずつ買い集めた和食器、仕事やプライベートで訪れた海外で手に入れた民芸的な器など、我が家には思い出が詰まった器がいくつもあります。それらをお招きの席にも日々の食卓にも使うのが私流。例えば、ジノリの白い大皿をプレースメントにしてベトナムやタイの器をのせてみると、意外な取り合わせにハッとしたり(笑)。時代も種類も気にせず、ミックスして使うのが楽しくて」

気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

COLUMN

気になるあの人の“スタンダード”Vol.12 安藤優子

社会学の博士号を持ち、社会政治学の分野でも研究を重ねてきた安藤さんは、名古屋の女子大で週一で教鞭を取っている。
「これから社会に出ていく後輩たちに、女性としてキャリアを積むなかでの振る舞いや私自身が乗り越えてきたことを伝えたいという想いが形になりました。ロールモデルがいなかった私が悪戦苦闘してきた根底には、女性の生きづらさというものがあって、それはどこから来てどこへ向かうのかをずっと考えてきました。と同時に、誰もがなりたい自分になれる社会であってほしいというメッセージを伝えることが、私にとって大切なことのひとつでした。毎日、講義録を作ったり生徒からのコメントカードを読み込んだり、次の講義の準備をしたりと頭の中が揉みしだかれている感じですが、とてもやりがいを感じています」

取材・文/向井真樹


 
元雑誌編集者や百貨店バイヤー、デザイナーなど様々な経歴を持ったファッションのプロ達が集結するHAPPY PLUS STOREのスタッフが、確かな目利きで注目のブランドやトレンド情報を発信していきます。