
非日常でインスパイアされる着こなし コモンるみ
かれこれ15年ほど、12月最初の週末は、必ずマイアミ、サウスビーチに行きます。
今や 世界的な名物になったアートバーゼルを見ることが目的です。
アートバーゼルの時期は、マイアミ空港にプライベートジェットがごった返します。
ホテル代はそこそこの古びたホテルでも5万円以上。
アートバーゼルには、世界中の名門ギャラリーが集まり、巨大なコンベンションンセンターを中心に、街じゅうをあげてコンテンポラリーのトレードショーが開催されます。
そのためコレクター達が一堂に集まるのです。
マイアミはアメリカ合衆国にありますが、今や公用語はスペイン語と言っていいほど。
ラテンアメリカへの玄関口でもあります。
南半球からは猛暑の夏をしのぐため、北半球からはこの季節でも泳げるほどの暖をとるため、大勢の人が集まります。
我が家では、25年ほど前、まだ、ホームレスや忘れ去られたような、痩せて枯れた老人たちが日向ぼっこをしている頃、小さなコンドミニアムを買いました。
多くの人はまだ、この地の良さに気づいて いなかったころのことです。
だから今もこの時期にくることができるのです。
マイアミのサウスビーチは別称
サウス・ニューヨークといわれていました。
80年代後半からアールデコ指定区が、ファッション撮影のメッカとして有名になり、一時は単位面積あたりの美女美男の数が世界有数の多さを誇る場所でした。
それからおしゃれできれいなものが好きなヨーロッパのゲイたちが集まるようになり、あっという間に有名なリゾートになってしまいました。
さて、そんなマイアミアートフェアに集まる人たちのファッションをご紹介します。
ラテンアメリカの人が多いので、突き抜けた感じです。
全身でおしゃれを楽しんでいる感じの人が多く、こちらも目の保養になります。
日本からマイアミ空港への直行便がなかなかできないのがすごく残念!
いまだに日本人はもちろんですがアジアからの観光客を見ることは本当に稀です。
ニューヨークからは3時間でひとっ飛び。
次のバケーション、マイアミを強くおすすめします!
Article By Rumi Common
コモンるみ(オンラインストアRish NY/リッシュ・ニューヨーク代表であり、コラムニスト)
N Y在住今年で30年。ファッション誌編集者、日系新聞社の現地法人記者、N Y不動産の売買を経て2011年東日本大震災をきっかけに日本とN Y州で起業。著書に「N Y発幸せになれる体質作りGiving 上流の極意」(廣済堂出版)「N Y発世界基準の女の心得」(武田ランダムハウスジャパン)「NY流見た目のルール」(カドカワ)がある。オンラインストアRish NY/リッシュ・ニューヨーク代表