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お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子

子供たちの学校が長期の休みになると、私たち一家は旅行に行きます。

オーストラリアにはたくさんの国立公園があるので、出かける先はいくらでもあるのです。

泊まるのは、キッチンとランドリー付きのリーズナブルなコンドミニアム。

お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子
タスマニアの森の中のコテージに泊まっています

旅行好きな人が多いオーストラリアではかなり人里離れた自然の真ん中に行っても、たいていは小さなスーパーマーケットと、お湯の出るシャワーがついた清潔な宿があります。

ガラス窓がひび割れているような古い民家に泊まったこともありますが、水回りとベッドリネンさえちゃんとしていれば快適に過ごすことができます。

たまに家族四人分のシャワーのお湯が足りずに途中で水になってしまうこともあります。

それもまた旅の面白さと思うようになりました。翌朝浴びたっていいのですし。

問題はシャンプーです。

息子たちと夫は備え付けのもので済みますが、私の髪はそうはいかないのです。

だから旅の必須アイテムはイソップのトラベルサイズのシャンプーとコンディショナー。

もう何本使ったかわかりません。

イソップは言わずと知れたオーストラリア発のブランドで、日本でもおなじみですよね。

いい匂いがする洗練されたデザインのお店が印象的です。

買った商品を布のバッグに入れて、最後にアロマをシュッとかけてくれるのも世界共通。

このイソップの布バッグは旅行の時の仕分け袋としても活躍します。

お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子
旅の荷物の小分けに便利なイソップの布袋

このお正月は、思い切ってタスマニアまで足を伸ばしました。

オーストラリア大陸の西の端にあるパースからは、大陸横断のフライトで5時間ほどかかります。

タスマニアはオーストラリアの東南端の大きな島で、山が多く、絶景と豊かな自然で知られています。

州都ホバートは大きな川の河口に広がる美しい街。

旅はここからスタートして、島の何か所かに泊まりながらの10日間です。

最後までシャンプーがもつがどうか、ちょっと心配。

タスマニアは南極に近いので基本的に大陸よりも涼しく、冬には山に雪も降ります。なんとオーロラも見られるとのこと。

お正月は真夏。タスマニアではたいていは20度台で、朝晩は一桁まで冷え込みます。

ホバートの古い町並みは絵本の世界のように美しく、どの家の軒先にもよく手入れされた花々が咲き、屋根には煙突があります。

冬には暖炉で薪を焚くのでしょう。

街から車で少し行くと、大きなシダの茂る森があり、幻想的な滝が見られます。

ラッセルフォールズという観光名所で、日が高くなるとツアー客で大変な混雑だというので、早起きして朝靄の煙る中を行き、静かな滝を満喫してきました。

清流沿いに生えた見上げるようなシダがトンネルを作っていて、まるで太古の森のよう。今にも恐竜が出てきそうな雰囲気です。

パッと視界が開けると滝が現れました。

透き通った水がはるか頭上の岩棚から垂直落下と水平移動を繰り返して地上に降りてきて、さらさらと清らかな流れになっています。

岩棚には苔やシダが茂り、匠が作った名庭のようです。

鳥の声と水音に包まれて、しばし時を忘れました。

お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子
これがラッセル・フォールズ
お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子
タスマニアの海をスピードボートでクルーズ。イルカと遭遇したり、要塞のような岩の絶景に息を飲んだり。よーく見ると手前の岩の上にアシカがいます

泊まったのはホバートの中心部にある小さな平家の一戸建てです。

熱々のお湯を沸かすボイラーがしっかりついていて、申し分ない設備。

そうそう、オーストラリアの宿泊施設のシャワーはたいてい頭上に固定されていることが少なくありません。

手でシャワーヘッドを持って体のどこにでもお湯をかけることができる日本のお風呂に慣れていると、これは本当に不便です。

オージーはバスタブを日本ほど重視せず、シャワーだけで済ませる人も多いですが、女性はいったいどんな姿勢で体を洗っているのでしょう。

頭上固定型シャワーはつくづく男性視点の設計だよなあと思います。

私たちの自宅は借家なのですが、流石に不便なのでシャワーヘッドはホースがついていて自在に動かせるタイプのものに取り替えました。

さて、旅の髪問題。

タスマニアはパースよりも湿度があるのでさほど心配はないですが、それでも髪の乾燥が気になる時には、シャンプー前の乾いた髪にヘアオイルをよく馴染ませます。

しっかりお湯で洗ってからシャンプーするとうまくいきます。

後はいつも通りコンディショナーをなじませて、ドライヤーの前にアヴェダの洗い流さないトリートメントをなじませれば、さすがの私の屈強な髪も素直にいうことをききます。

お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子
これが今回の旅のヘアケア一式

オイルは手持ちのホホバオイルなどでもいいですし、私は今回の旅にはスーパーで2ドルになっていたロレアルのヘアオイルを持ってきました。

これでも十分です。

イソップは言わずと知れたオーストラリア発のブランドで、日本でもおなじみですよね。

いい匂いがする洗練されたデザインのお店が印象的です。

買った商品を布のバッグに入れて、最後にアロマをシュッとかけてくれるのも世界共通のようです。

このイソップの布バッグは旅行の時の仕分け袋としても活躍します。

今日は州都ホバートから、海の方へ移動します。

今から荷造りをして、車で向かう先は古い港町。

泊まるのは小さなコテージです。

スパ付きと謳っていますが、さてどんなバスタブがあるのやら。

ちゃんとお湯が足りますように!


お正月は家族でタスマニア旅 小島慶子

Article By Keiko Kojima

小島慶子(タレント、エッセイスト)
仕事のある日本と、家族と暮らすオーストラリアのパースを毎月往復する出稼ぎ生活。 『るるらいらい~日豪往復出稼ぎ日記』(講談社)、『解縛(げばく)』(新潮社)、小説『わたしの神様』(幻冬舎)、小説『ホライズン』(文藝春秋)、新刊に『幸せな結婚』(新潮社)がある

小島慶子  
タレント、エッセイスト
仕事のある日本と、家族と暮らすオーストラリアのパースを毎月往復する出稼ぎ生活。 『るるらいらい~日豪往復出稼ぎ日記』(講談社)、『解縛(げばく)』(新潮社)、小説『わたしの神様』(幻冬舎)、小説『ホライズン』(文藝春秋)、新刊に『幸せな結婚』(新潮社)がある。